人間の本質をまざまざと見せつけて、それでも生きていかなきゃいけないと語りかけてくる映画が好きだ、と彼女は言う。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ニンフォマニアック』など、センセーショナルな反響を巻き起こしてきた映画界の鬼才、ラース・フォン・トリアーの新作『ハウス・ジャック・ビルト』。シリアルキラーが過去の残酷な殺人を告白する、という衝撃作を、ネット上で人気を博し、近年はミュージシャンのCDジャケットや書籍の装丁でも活躍するイラストレーター・雪下まゆが鑑賞した。

ほの暗さが滲むそのイラストが人の心を掴むように、トリアーの陰鬱さもまた、人を惹きつける。私たちはなぜ、暗い世界に魅せられるのだろうか。ダークな映画に救われてきた過去を持つ雪下へのインタビューで、一緒にその暗がりを見つめてみよう。

https://www.cinra.net/interview/201906-housejackbuilt